今回は富士山登山でおやつ(行動食)はいるのか、どれくらい必要なのかと飲み物についてのおすすめも徹底的に紹介します。
富士山登山を計画しているあなたは、こんな悩みはないですか?
- 富士山登山でおやつはいるの?
- 量はどれくらい必要なの?
- 登山中の飲み物についても教えて欲しい!
富士山登山の持ち物を調べると「行動食」って書いてあるけど、遠足じゃないし見当がつきませんよね。
- 富士山登山でおやつは必須アイテムで、ちょこちょこ食べてエネルギー補給する必要がある
- 一般的におやつの量は700g~1.5kgくらいと言われている
- 富士山での飲み物は「水」がおすすめで、1日で約1.5~2リットル必要
登山は持ち物が多いので、余計なものを増やさないためのおやつ選びが必要です。
富士山登山を2回経験し、2回目で山頂にやっとたどり着けた私が、おすすめのおやつや飲み物についてしっかり紹介いたします!
こちらは片手で食べられてエネルギー補給ができ、すっきりした甘さの登山おやつに適した「ようかん」です。
ただのようかんではなく、5年保存可能なので、非常食として備蓄するのもおすすめですよ!
ネットでまとめ買いすれば、ポイントもたくさんついて嬉しいですよね♪
目次
富士山登山でおやつはいる?おすすめ行動食とは
富士山登山においておやつは必須アイテムで、おすすめはドライフルーツやゼリー飲料などです。
富士山登山では、フルマラソンを走るのと同じくらいの約3000~4000kcalのエネルギーが消費されるんですって!
これだけエネルギーを使う長時間の登山では、ちょこちょこおやつなどの行動食を摂取してエネルギーを補給する必要があります。
私、子どもを出産前は登山によく行っていたのに、恥ずかしながら「行動食」という言葉を知りませんでした!
そんな「行動食=おやつ」の必要性や選び方、おすすめ9選を詳しく紹介していきます。
なぜ富士山登山でおやつが必要なのか
おやつが必要な理由は、富士山登山中の体力を維持するためです。
結構なエネルギーを消費する登山では、食事だけでは十分にエネルギー補給できません。
エネルギー不足は「シャリバテ」を起こしてしまいます。
「シャリバテ」ってなんですか?
- エネルギー不足で体が動かなくなること
- 特に登山中は避けた方が良く、糖質を定期的に補給して筋肉の分解を防ぐことで、エネルギーが持続する
- 登山中の体調不良の原因の1つ
実際に私は、1回目の富士山登山では9合目で体調不良になり、泣く泣く下山した経験があります。
この時にあまりおやつを持って行かなかったので、シャリバテからの体調不良…だったかもしれません。
単に普段登山していない学生時代に、思い出作りとしてノリで挑んだからかもですけどね!
また、おやつが必要な理由はもう1つあります。
「登山中の非常食」としても役立つからです。
ないに越したことないですが、登山中にもし遭難してしまった場合、このおやつが生存の鍵となるかもしれません。
簡単にエネルギー補給ができて、長時間保存可能なものを選べば、「もしも」に備えられます。
安心して登山を楽しむためのちょっとしたお守りでもあるんですね。
非常食といえば防災グッズの1つですが、山でなく普段の持ち歩き用で防災グッズは準備していますか?
どきっとしたあなたはこちらの記事も読んでみてくださいね!
富士山登山のおやつの選び方とは
登山でのおやつは、長時間でなおかつ常温での保存が可能なものを選びます。
選び方のポイントを紹介していきますね。
- 長時間保存できるか
- 常温で保存できるか
- 栄養がしっかりとれるか
- 持ち運びやすいか
- 食べやすいか
①と②はなんとなくわかりますが、③の栄養に関してはイマイチぴんときません。
③の栄養がしっかりとれるおやつというのは、炭水化物・タンパク質・脂質がバランスよくとれるものです。
特に炭水化物は早くエネルギーに変わって、登山中のシャリバテを防げるので、優先的にとると良いですよ!
④の持ち運びやすさも大事ですよね。
登山リュックって、正直「重たいからちょっとでも軽くしたい!」という気持ちになります。
軽量でコンパクトなおやつなんて最高です♪
なんとなくどんなおやつがいいのかわかったけど、何を買っていいか迷っちゃいます!
次は、富士山登山におすすめなおやつを紹介しますね!
富士山登山におすすめのおやつ9選
富士山登山におすすめのおやつは、ドライフルーツやゼリー飲料、グミなどです。
おすすめのおやつ9選はこちら!
- ドライフルーツ
- ミックスナッツ
- ゼリー飲料
- 魚肉ソーセージやチーかま(チーズかまぼこ)
- 栄養補助スナック(プロテインバーやシリアルバーなど)
- おせんべい
- ようかん
- チョコレート
- グミ・ラムネなどの小粒もの
ドライフルーツ
甘みのあるドライフルーツは、登山のお供にぴったりです!
私のおすすめはドライマンゴーで、疲れた体にほどよい甘みと酸味がしみるんですよね。
ミックスナッツ
ミックスナッツは、カロリーが高くて塩分も補給できる、登山に適したおやつです。
リュックで粉々になってしまったナッツも良い思い出ですが、ボトルに入れれば割れにくいですよ。
ただ、消化器官に負担がかかるので食べ過ぎには注意!
ゼリー飲料
片手でさっと飲めて気軽にエネルギーチャージできるので、登山中にはうってつけですよね。
そして手も汚れないので、私の登山必須アイテムの1つです。
魚肉ソーセージ・チーかま
お酒のおつまみとしても最適なこのおやつ、片手で食べられるうえに常温で持ち運びができて軽いです。
リュックのすきまやサイドポケットにも入れやすいですよね。
栄養補助スナック
小さくても栄養たっぷりのバータイプのおやつです。
シリアルタイプやプロテインバーなど種類が豊富なので、好きなものを選んでくださいね。
プロテインバーは、手軽にタンパク質補給できるので、体力の維持にも役立ちますよ。
おせんべい
リュックの中でバリバリになりやすいおせんべいですが、ちょっと塩気が欲しい時に重宝するんですよね。
さりげなく「お米=炭水化物」ですしね!
持っていく際は、個包装になっているものをおすすめします。
ようかん
最近、備蓄用のようかんが売り出されていて、家に置いておけば災害用としても食べられるのでいいですよね!
ちょっと甘いものが食べたい時にも良さそうです。
チョコレート菓子
こちらは甘いものの王道ですよね。
夏に登る富士山では、溶けるのではないか…と心配になるかもしれませんが、ご来光を待つ時は寒すぎて、たとえ溶けてもまた固まります。
溶けるのが心配だけどチョコ食べたいというチョコ好きのあなたは、焼きチョコやブラウニーのようなチョコレート菓子が断トツおすすめです♪
グミ・ラムネ
グミやラムネは手軽に糖分が補給でき、口の中が爽やかになったり、いろいろな味が楽しめたりしますよね。
ジッパーつきの袋に入っているものが多いので、ちょっとずつ食べられるのも高ポイントです。
9選を紹介しましたが、登山のおやつって考えただけでワクワクしませんか?
大袋に入っているものは、100均で売っているようなプラスチックのボトルやジッパー付きの保存用袋に移せば、ゴミも出ないし食べやすいですよ!
私が2度目のリベンジで山頂まで登頂できた時は、10秒チャージのゼリー飲料・SOYJOY・のど飴・ラムネ・チョコ菓子(手で溶けない焼きチョコ)を持って行きました。
その時の量が足りていたのか、今思うとわかりませんが、シャリバテは起こしてないので良しとしましょう。
私は、どれくらい持って行ったらいいか知りたいです〜
では、次で説明しますね。
富士山の行動食はどれくらいいる?
富士山登山の行動食(おやつ)は、一般的に700g~1.5kgくらい必要と言われています。
ここからはおやつを「行動食」という言葉で、登山経験者っぽくお話させてもらいますね。
いくら富士山登山に行動食が必要だからといって、少なくて足りなかったら困るし、多すぎて重たい…ということは避けたいですよね。
どれくらい必要か適切な量を知りたい!!
行動食がどれくらいいるのかを知るには、まず登山で消費するエネルギー量を知る必要があります。
それを知るには、計算式がちゃんとあるんです!
私は初耳でした。
エネルギー消費量(kcal) = 体重(kg) × 行動時間(h) × 5メッツ
メッツとは「身体活動の強度を示す単位」で、登山の場合は約5とされています。
メッツ…これまた初耳です。
登山のエネルギー消費量の約70~80%が登山で必要な食事量とされているので、そこから昼食などの食事を引いた量が、用意する行動食(おやつ)のカロリーなんですね。
人によって体格や体力レベルが違うので、必要な食料の量も異なります。
あなたの経験や体調によって調整することも大切です。
特に初心者だとしたら荷物が重くなりすぎないよう注意しながら行動食を選びましょう。
富士山登山初心者なら、こちらの記事もおすすめですよ!
日帰りで登山ができるのかや初心者が富士山登頂を成功するコツについても書かれていて盛りだくさんです♪
行動食はいつ食べるのがベストなのか
行動食は、少しお腹が空いたなぁと思った時にちょこちょこ食べるのがベストです。
行動食の量はどれくらいかわかったけど、「いつ食べるのー?」と思いませんでしたか?
おやつってことは、15時くらいとか?
「おやつと言えば15時♪」と子供の頃からの習慣で思うかもしれませんが、富士山登山中の行動食は、1~2時間おきに食べるのを推奨している人もいます。
かなりの空腹時に食べると、エネルギー補給が間に合わなくて電池切れ…なんてことも。
やはり、少し空腹を感じた時に食べるのがベストかもしれませんね。
富士山での飲み物は?登山でのおすすめ
富士山での飲み物は、やはり「水」がおすすめです。
登山中に汗をかくことで塩分やミネラルが失われるので、スポーツドリンクもおすすめですよ。
ただ蓋がちゃんと閉まってなくて、リュックの中でこぼれた経験のある私からすれば、スポーツドリンクはあまりおすすめできません。
リュックの中がべたべたになりますからね…。
富士山の登山においては行動食も大事ですが、水分補給もとても大事です。
大事と言われる理由は主にこの2つです。
- 脱水症状を防ぐため
- 高山病のリスクを軽減するため
登山では「高山病」とよく聞きますが、その予防には水分補給が不可欠です。
標高が高くなると酸素濃度が低下して、体が酸素を効率的に利用できなくなります。
こまめに水を飲むことで、体内の水分バランスを保てるので高山病のリスクを軽減できるそうですよ!
富士山登山で飲み物はどれくらいいる?
富士山の登山では、1日約1.5~2リットルの水分が必要と言われています。
もちろん、その時の体調や気温に応じて量を調節してくださいね。
やりがちなのは、トイレが少ないために飲むのを我慢することです。
それはダメですよ!
安全で楽しい登山のためには、「水分補給はしっかり♪」です。
もし途中で飲み物がなくなったらどうすればいいんですか?
その時は、山小屋で購入できます。
でも気を付けてください!
富士山登山では、標高が上がるにつれて飲み物の価格が急激に上昇します。
5合目で200円だったペットボトルの水が、8合目には500円で売ってるなんてことも。
商品を運搬するコストがかかるので仕方ありませんが、普段の値段とえらく違う場合は買うのをためらいそうです。
重たい荷物を背負うのは大変ですが、コスト重視なら事前にしっかり準備するのをおすすめします。
そして、忘れがちなのが「下山の飲み物」。
富士山は登って終わりではないので、下山で必要な飲み物の準備もお忘れなく!
まとめ
- 富士山登山でおやつは必須アイテムで、ちょこちょこ食べてエネルギー補給する必要がある
- 一般的に富士山登山でのおやつの量は、1人あたり700g~1.5kgくらいと言われている
- 富士山での飲み物は「水」がおすすめで、1日で約1.5~2リットル必要
富士山登山におすすめのおやつや必要な量、さらに飲み物についても紹介しました。
持ち物リストを見て準備をしていくと、すぐにリュックの中が埋まっていくので、持ち物を厳選する必要があります。
万全な準備で、富士山登頂成功へ向けてのモチベーションを上げていきましょう!
こちらは、おすすめなおやつの1つとして紹介した「ようかん」です。
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