読書感想文の書き方の構成を解説!小学生や中学生に高校生まで学年別にポイントも紹介!

今回は、読書感想文の書き方の構成についてご紹介していきます。

夏休みの宿題といえば「読書感想文」ですよね。

私も、学生時代に本当に苦労して書いていました。

私の息子は来年小学生になるので、いずれ訪れるであろう読書感想文の課題に親としてサポートできるよう読書感想文の書き方について調べました!

もちろん読書感想文で悩んでいるあなたにも、きっと参考になると思いますよ。

  • 読書感想文の書き方の構成を知りたい
  • 小学生の書き方のポイントを知りたい
  • 中学生の書き方のポイントを知りたい
  • 高校生の書き方のポイントを知りたい

こんなお悩みをお持ちのあなたや、子供に読書感想文の書き方の構成について教えてあげたい親御さんにも必見です!

この記事でわかること
  • 読書感想文の書き方の構成は「導入文」「本文」「結論」の3つの構成で書く
  • 小学生は感じたことや好きな部分を素直に書く
  • 中学生は分析的な視点を取り入れる
  • 高校生は著者の意図やテーマを深掘りし、批判的な視点も取り入れる

以下に詳しく説明していきますね。

読書感想文の書き方の構成について知りたい!

読書感想文の書き方の構成で重要なことは「導入文」「本文」「結論」といった構成を意識して文章を書くことです。

この構成で書くことで読みやすく相手に伝わる作文が作れます。

読書感想文の書き方も重要ですが、書くための準備も必要だということをご存知ですか?

読書感想文を書くための準備についても触れていきますね。

読書感想文を書くために必要な準備

読書感想文を書くために必要な準備は以下の3つです。

  • 興味を持った本を選ぶ
  • 付箋を貼りながら読み進める
  • メモを取りながら読み進める
  • 興味を持った本を選ぶ

どんな本を選んだらよいか迷ってしまったときは、本選びではあなたが興味関心の持てる本を選ぶようにしましょう。

「面白そうだな」「読んでみたいな」と思える本を選べば読み進めやすいですよね。

どんな内容か知りたいときはその本の評価やレビューを参考にしてみるのもおすすめです。

  • 付箋を貼りながら読み進める

読み終えた後、「あそこのフレーズなんだったかな?」「どこで、何で感動したかな」と忘れてしまいがちです。

その対策として、付箋を貼りながら本を読むことをおすすめします。

あとで振り返りができるように、あなたが心動かされたところ、印象に残っているフレーズのページに付箋を貼ります。

そのページのどの部分にどんな感想を持ったのかをメモしておきましょう。

こうすることで、思い出しながら感想文を書き進めることができます。

  • メモを取りながら読み進める

付箋を貼ることと併用して、メモをとるようにしましょう。

本を読み進めていく中でそのときあなたが感じたこと、考えたことを書き留めておきます。

特に印象に残った部分や、あなたの考えや感情が動いた箇所を記録しておくことで、後で感想文を書く際に役立ちます。

あなたの感情や思考を視覚的に捉えることができ、作文の内容をより具体的かつ深めることができます。

読書感想文を書く準備として付箋を貼り、メモを取りながら本を読むことで、読書の理解がより深まります。

この準備をしっかりと行うことで、感想文を通じて自己表現の幅を広げることができます。

私が学校の宿題で読書感想文を書いたときは、いきなり本を読んでから書き進めようとしていたため、結局何を書いたら良いのか途方にくれていました。

振り返りたい部分に付箋を貼ったり、メモをとることでその時の感情を思い出しながら書き進められそうですね。

読書感想文を書くためにはまず準備が必要ということを覚えておきましょう。

読書感想文の書き方の構成について

先程もお伝えしましたが、読書感想文の基本的な構成は、「導入部」「本文」「結論」から成り立っています。

この構成を理解し、それに従って文章を書くことで、読みやすく、理解しやすい感想文を作成することができます。

それぞれの部分には以下のようなポイントがあります。

導入部

まず書き始めは「どんな本を読んだか」です。

あらすじを簡潔にまとめるように意識しましょう。

「だれ」が「何をする」話なのかを抑えることがポイントです。

また、本を選んだ理由も書くと良いでしょう。

なぜこの本を読んだのか、その理由や背景を入れることでスムーズな書き出しが可能です。

導入部は感想文全体の「顔」となる部分で、読者の興味を引くことが重要です。

本文

本文がメインの感想部分です。

本の内容を簡潔に要約し、その本から得た学びや感じたことを詳細に記述します。

ここで意識して書きたいのは以下の3つです。

  • 具体的な箇所に焦点を当てて書くこと
  • どのように感じたか、どうしてそのように感じたかの理由
  • あなたに置き換えて書くこと

です。

本のなかで一番印象に残った会話やシーンをピックアップして、感じたことや考えたことを記載します。

具体化することで感想文の読み手にも伝わりやすい文章になります。

また、あなたの過去の体験と結びつけたり、登場人物に当てはめながら感じたことや考えたことを書くことで、内容を膨らませましょう。

実体験をもとに記載することで説得力のある文章となります。

結論

あなたの感想を一つの結論にまとめ上げ、さらに読書があなたにどのような影響を与えたかを書きます。

ここで書く内容は

  • 本を読んであなたが考えたこと
  • 本を読んで感じたことからあなたの中で起きた変化
  • 本を読んで得た学びから、それを実生活でどのように活かしていくか

といったことを素直な言葉で書くことであなたにしか書けないオリジナリティーな文章になります。

そうすれば読み手にインパクトを与え、印象的な感想文となります。

また、「こんな人におすすめです」や「こんな人に読んでほしい」と、次に感想文を書く人におすすめする締めくくり方もいいですね。


読書感想文の書き方に悩んでいるあなたもこの構成を元に書き進めることで、スムーズに作業を進められそうですね!

この構成の書き方を知っているか知らないかで、読書感想文の書き進めやすさが全く違いそうです。

感想文の書き方は学年によって異なるアプローチが必要です。

各学年の読書感想文の書くポイントについて解説していきますね。

読書感想文の書き方を解説!小学生編

小学生の読書感想文の書き方は、感じたことや好きな部分を素直に書くことを重視して書きましょう。

小学生では自分がどの部分を楽しんだか、どんな感情を感じたかを中心にシンプルでわかりやすい言葉を使って書きます。

  • 小学生の読書感想文の書き方のポイント
  • 4つの構成を意識する
  • 具体的なエピソードを入れる
  • 分かりやすい言葉を使う
  • 4つの構成を意識する

読書感想文の構成は、「導入部」「本文」「結論」の基本は変わりません。

ただ小学生の書き方は「はじめに・きっかけ」「あらすじ」「感想・考えたこと」「まとめ」の4つの構成で書くと、分かりやすくまとまります。

はじめに・きっかけ

なぜこの本を選んだのか、読み始める前はどんな気持ちだったのかを書きます。

表紙の絵に惹かれた、題名に興味を持ったなど、簡単な理由で構いません。
物語の内容を簡単に説明します。

あらすじ

「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」の5W1Hを意識すると、分かりやすくまとめられます。

感想・考えたこと

本を読んでどう思ったのか、あなたの経験と結びつけて考えてみましょう。

登場人物の行動やセリフについて、共感できたこと、驚いたことなどを書くと良いでしょう。

ただし、すべて書く必要はなく、重要な要素だけでも大丈夫です。

まとめ

本を読んで得られたもの、考えたことなどをまとめます。

今後の目標や、どんな人にこの本を読んでほしいかなどを書くのも良いでしょう。

  • 具体的なエピソードを入れる

ただ感想を書くだけでなく、印象に残った場面やセリフを引用したり、学校や家での具体的なエピソードを入れると、読み手の心に残る文章になります。

  • 分かりやすい言葉を使う

難しい言葉を使おうとせず、あなたが普段使っている言葉で表現しましょう。

ただし、同じ言葉の繰り返しや、似たような表現が続かないように注意が必要です。

特に、小学校低学年の場合は保護者が心に残った場面や感じたことを聞き取ってあげるといいかもしれませんね。

「どこが、どんなふうにおもしろかった?」などと問いかけてあげて、お子さんが自分の言葉で素直に表現できるといいですね。

読書感想文の書き方を解説!中学生偏

中学生の読書感想文の書き方はもう少し分析的な視点を取り入れることが望ましいです。

書かれている内容を少し深く掘り下げ、どのように感じたかだけでなく、なぜそう感じたのかの理由も書き加えるようにします。

中学生になると、自分の意見を論理的に説明する力が求められます。

単なる感想だけでなく、具体的な根拠を示しながら意見を展開していくようにしましょう。

比喩や慣用句を効果的に使うことで、表現が豊かになり、より深みのある文章になります。

  • 中学生の読書感想文の書き方のポイント
  • 本を読む前後の心情変化も内容に盛り込む
  • その本固有の言葉や表現をピックアップする
  • 文章の表現にこだわる
  • 本を読む前後の心情変化も内容に盛り込む

小学生の読書感想文からのステップアップとして、本を読む前と後での心情変化について内容に盛り込んでみましょう。

本を読む前に考えていたことや、あなたの気持ちなどが、どのように変化したのかを比べて書くことで、読書感想文に深みが出るでしょう。

本を読んだ感想を単に書くだけでなく、本を通して得られた気づきや考えについても、感想文のなかで言及します。

  • その本固有の言葉や表現をピックアップする

その本固有の言葉や、表現をピックアップすることも、小学生の読書感想文と差をつけるポイントの1つです。

その本ならではの言葉や、作者が使っている独自の表現をピックアップしてみましょう。

自身の体験に引き寄せて考えることで、作者とあなたの考えが対比されて、文章全体に深みが出てきます。

  • 文章の表現にこだわる

中学生の読書感想文の書き方において、文章の表現にもこだわってみましょう。

同じ本、同じ構成の読書感想文でも、使っている言葉や文章の表現が異なるだけで、読む人への伝わり方は変わります。

表現の技術を身に付けるためには、好きな漫画や小説、ドラマのセリフなどに注目し、普段からたくさんの言葉にふれることが大切です。

必要なときに、適切な表現ができるよう、語彙力をつけておきましょう。

中学生では、感想だけでなくあなたの考えや気づきを掘り下げて書くことでより内容の深い感想文が書けるのですね!

また、小学生のようなシンプルな表現ではなく、文章で表現する語彙力も重要になるようですね!

読書感想文の書き方を解説!高校生編

高校生の読書感想文の書き方は著者の意図やテーマを深掘りし、批判的な視点も取り入れると良いでしょう。

高校生になると、社会問題などをテーマにした本を読み、より広い視野から感想を深めていくことが求められます。

  • 高校生の読書感想文の書き方のポイント
  • 他の文献を引用する
  • あなたの変化について書
  • 他の文献を引用する

中学生から一つ前に進む書き方のポイントとして、新聞や他の資料なども活用することであなたの意見を裏付けると、より説得力のある文章にすることができます。

  • あなたの変化について書

中学生の書き方のポイントでも説明しましたが、より具体的に本を読む前後でのあなたの考え方の変化や、本に対する印象をまとめましょう。

気持ちの変化や考え方を具体的に書くことで、読者に感動やあなたの考えを明確に伝えることができます。

高校生の読書感想文では本だけにとどまらず、他の資料から引用した上で考えや感情を表現すると一つ上の感想文が書けそうですね!

さらに、本を読む前後での考え方の変化に着目すると、読み手に印象付けられる感想文になるのですね!

まとめ

  • 読書感想文の書き方の構成は「導入文」「本文」「結論」の3つの構成で書く
  • 小学生は感じたことや好きな部分を素直に書く
  • 中学生は分析的な視点を取り入れる
  • 高校生は著者の意図やテーマを深掘りし、批判的な視点も取り入れる

読書感想文の書き方は構成をしっかり抑えることでスムーズに文章を書いていくことができます。

今回ご紹介した書き方を意識し、工夫することで、より深く、読み手に伝わるものになります。

今回ご紹介した構成やコツを参考に読書感想文に挑戦したり、お子さんへのアドバイスをしてみてください。

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